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62歳差対決 14歳の藤井四段が初勝利

2016年12月25日 7:20
62歳差対決 14歳の藤井四段が初勝利

 年の差62歳の対決。24日に行われた将棋の竜王戦で、史上最年少のプロ棋士・藤井聡太四段が初勝利を収めた。

 14歳5か月、中学2年生の藤井聡太四段は24日、東京の将棋会館でデビュー戦に臨んだ。相手は現役最年長、76歳の元名人・加藤一二三九段。その差は62歳と6か月で、公式戦史上最も離れている。

 午前10時に始まった対局は、積極的に攻める加藤九段に対し、藤井四段は意表をつく手を繰り出すなど巧みに応戦。9時間を超す熱戦の末…。

 加藤九段「参りました」
 藤井四段「ありがとうございました」

 見事、藤井四段が110手で歴史的な最年少白星を挙げた。

 加藤九段「うまく負かされまして、特に大局観がすばらしい。とくに攻めが強い」
 藤井四段「大先輩に教えていただけて光栄。加藤先生と対局できて、とても勉強になりましたし、もっともっと強くなりたい」