今年は、日本が国連に加盟して６０年になる。アメリカ・ニューヨークの国連本部では１９日、記念の行事が行われ、用意された「土の壁」に各国の国連大使がメッセージを書き込んだ。

　記念行事には、壁を塗り固める左官職人で、芸術性の高さから世界的に有名な久住有生氏が参加し、国連にある土を使って壁をつくった。

　行事には潘基文事務総長も出席し、コテを使って「平和」というメッセージを刻んだ上で「日本は国連で６０年にわたり熱心な取り組みを続けてきた」と強調した。

　また、日本の別所大使は「（地球の）土を共有しているように宗教、民族の違いを乗り越え、我々は共存し繁栄していく事ができる」と述べた。