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公取委 出光の昭和シェル株取得を承認

2016年12月19日 21:21
公取委 出光の昭和シェル株取得を承認

 公正取引委員会は、出光興産が申請していた昭和シェル石油との経営統合に向けた株式取得について19日に承認した。

 ガソリンなどの需要が減る中、石油元売り大手の出光と昭和シェルは生き残りを図るため経営統合をめざし、出光が昭和シェルの株式を取得する計画を立てていた。

 この計画について公正取引委員会は、経営統合によって企業同士の競争が減り、消費者にとって不利益が起きないか、審査してきたが、19日、承認すると発表した。これを受けて出光は19日、ただちに昭和シェルの株式31.3%を取得したという。

 ただ、出光は創業家の反対を受けて来年4月に予定していた経営統合自体は延期している。今後、統合に向けて創業家など関係者との協議を最優先に進めるという。

 このほか、公取は、別途、申請されていたJXホールディングスと東燃ゼネラル石油の経営統合についても承認したと発表した。