今回の日露首脳会談を受けて、ロシアの首都・モスクワでは共同経済活動について期待する声が聞かれた。

　モスクワ市民は共同経済活動について好意的な見方を示した。

　モスクワ市民「経済は人々を前進させるので、ロシア人と日本人がいつか北方領土で仕事や生活をともにできると期待する」「互いの協力があれば両国の利益になるし問題解決にもつながるでしょう」

　モスクワ市民は共同経済活動が日露間の問題解決につながることに期待を示した。

　一方、タス通信はロシア議会関係者の話として、今回の会談の結果は、Ｇ７がロシアに対して行っている経済制裁の包囲網をロシアが突破したことを意味すると伝えている。

　日露首脳の共同記者会見は北方領土の１つ、色丹島でも生放送された。

　色丹島の住民「（Ｑ：共同経済活動についてどう思う？）もし色丹島にとってよい方向に変わるなら賛成。（Ｑ：島返還への第一歩の可能性もあるが？）それは嫌だし、ないと思う」

　色丹島のロシア人住民からは、日本との共同経済開発には賛成するものの、それが日本への領土返還につながることには反対だという声が多く聞かれた。