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「H2Bロケット6号機」予定通り打ち上げ

2016年12月9日 23:43
「H2Bロケット6号機」予定通り打ち上げ

 宇宙ステーション補給機「こうのとり6号機」を載せた「H2Bロケット6号機」が、予定通り9日午後10時26分47秒に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。

 「こうのとり6号機」は国際宇宙ステーション(=ISS)に滞在する宇宙飛行士に生活物資や実験機器を届ける。観光バスほどの大きさがあり、世界最大となる、一度に6トンの物資を運べる。また、今回は宇宙ステーションの主電源となる新型バッテリーの輸送も担っている。日本の企業が開発した高性能のリチウムイオン電池が初めて採用された。

 「こうのとり6号機」には、地球の上空を秒速8キロという猛スピードで回っている国際宇宙ステーションにドッキングする作業が待っている。宇宙ステーションと10メートルの距離まで接近し、ロボットアームを使って、今月14日にドッキングする計画。そして、双方のハッチが開かれ、宇宙飛行士たちによって、物資の運び出しが行われる。猛スピードで移動する宇宙ステーションにドッキングさせるため、午後10時26分47秒という1秒の誤差も許されない打ち上げ時刻が設定された。