サウジ“イランのスパイ”15人に死刑判決
サウジアラビアの裁判所は6日、敵対するイランのためにスパイ行為をしていたとして15人に死刑判決を言い渡した。
中東の衛星テレビ局「アルアラビア」によると、サウジアラビアの裁判所は6日、イランの情報機関のためにスパイ行為をしたとして15人に死刑判決を言い渡した。サウジの軍事に関する機密情報などをイランの情報機関に提供した疑いがあるという。
イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジとシーア派大国イランは、宗派の違いを背景に、シリアやイエメンの内戦をめぐっても鋭く対立。サウジ政府が今年1月にシーア派指導者の死刑を執行したことをきっかけに、両国の外交関係は断絶している。