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尾上菊五郎、初春歌舞伎で「PPAP」?

2016年12月5日 21:07
尾上菊五郎、初春歌舞伎で「PPAP」?

 国立劇場平成29年初春歌舞伎公演「通し狂言 しらぬい譚(ものがたり)」の製作発表会見が5日、都内で行われ、歌舞伎俳優の尾上菊五郎(74)、中村時蔵(61)、尾上松緑(41)、尾上菊之助(39)が出席した。

 幕末から明治初期にかけて流行した奇想天外の長編小説を題材とした新作で、お家の危機を救う忠臣たちの活躍を初春歌舞伎らしく華やかに描く。

 国立劇場開場50周年記念の節目となる公演に、菊五郎も「面白いものができると確信しております」と自信たっぷり。

 見どころのひとつに「“猫ブーム”なので猫を出そうと!」と“化猫退治の大立廻り”のシーンをあげた菊五郎。世間のはやりと伝統的な歌舞伎を融合させることに試行錯誤しているという。

 菊之助から「“なんとか太郎”というのも出現するようですね」と“企み”をバラされると、菊五郎はシンガー・ソングライター、ピコ太郎の「PPAP」の振り付けのまねをし、「それをどこで使うかなんだよな〜」と頭を抱え、会場の笑いを誘った。

 今年3月には、胃潰瘍のため、舞台を休演していた菊五郎だが、今はすっかり、体調を取り戻した様子。来年の抱負について聞かれると「今年、病気を患ったので、来年は病気しないように体を大事にしていきたいと思います」と話した。

 公演は、来年1月3日から27日まで東京・半蔵門の国立劇場大劇場にて上演。