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普天間騒音訴訟 控訴審も国に賠償命令

2016年12月1日 19:08
普天間騒音訴訟 控訴審も国に賠償命令

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の周辺住民らが、航空機の騒音による被害の賠償を求めた裁判の控訴審で、福岡高裁は一審に続き、国に賠償を命じた。

 この裁判は、普天間基地を抱える宜野湾市民ら約2200人が、アメリカ軍機による騒音で日常生活や睡眠を妨害されたとして、国に対し、騒音の程度に応じて原告一人あたり一日200円から400円の損害賠償を求めていたもの。

 1日の控訴審判決で福岡高裁那覇支部は、一審と同様に騒音による精神的苦痛を認定し、一人あたり一日150円から300円、総額約9億5000万円の賠償を国に命じた。

 普天間基地の騒音を巡っては、別の住民らが起こした訴訟でも、先月、那覇地裁沖縄支部で、国に賠償を命じる判決が出されている。