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113番元素名「ニホニウム」に正式決定

2016年11月30日 17:51

 日本の研究グループが発見した「113番元素」の名前が、正式に「ニホニウム」に決まった。

 「113番元素」は、九州大学大学院の森田浩介教授ら理化学研究所の研究グループが、2004年に人工的に作り出すことに成功していて、昨年末、日本で初めて元素の命名権が与えられていた。

 研究グループは今年3月、化学の国際学術機関に「ニホニウム」という名前を提案していたが、審議を経て30日、正式に決定した。

 ニホニウムは寿命が約1000分の2秒と短く、化学的な性質は分かっておらず、これから解明が進められる。今後、世界中の教科書などに「ニホニウム」の名前が載ることになる。