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NYダウ23ドル高 終値1万9121ドル

2016年11月30日 9:15
NYダウ23ドル高 終値1万9121ドル

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は発表されたアメリカのGDP(=国内総生産)の改定値が上方修正されたことなどから、20ドルあまり値を上げて取引を終えた。

 29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から23ドル70セント値を上げ1万9121ドル60セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も11.11ポイント上げて5379.92となった。

 この日発表されたアメリカの第3四半期のGDPの改定値は、速報値よりも上方修正され、市場でも好材料として受け止められた。また、前日発表した業績見通しが市場予想よりもよかった保険大手のユナイテッド・ヘルスグループが大きく値を上げたことも市場を下支えしている。一方で、原油先物価格が大きく値を下げたことで、エネルギー関連株などは売られ、ダウ平均株価は最終的に小幅な伸びに止まった。

 市場関係者は「来月4日に行われるイタリアでの憲法改正を問う国民投票が否決されるとの予想が強く、レンツィ政権の混乱を見越して市場に影響が出始めている」と話している。