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タイ議会が皇太子の新国王即位を承認

2016年11月29日 17:39

 前の国王が死去してから1か月半にわたって国王の不在が続いていたタイで、議会がワチラロンコン皇太子が新国王に即位することを承認した。即位の要請が今週中にも行われる見通し。

 タイでは先月13日、国民から絶大な尊敬を集めていたプミポン国王が88歳で死去した。64歳のワチラロンコン皇太子が後継となっていたが、皇太子の「国民とともに悲しみをともにする時間を持ちたい」との意向を受け、即位の時期は先送りされていた。

 29日に招集されたタイの暫定議会で新国王の即位に向けた特別会合が開かれ、ワチラロンコン皇太子の即位が承認された。議長が今週中にもワチラロンコン皇太子に面会し、即位を要請する見通し。ただ、戴冠(たいかん)式はプミポン国王の葬儀が終了する約1年後になるとみられている。