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五輪会場見直し 4者作業部会きょう協議へ

2016年11月27日 12:27
五輪会場見直し 4者作業部会きょう協議へ

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場計画見直しが大詰めを迎えている。IOC(=国際オリンピック委員会)や東京都など4者による作業部会が27日、行われる。

 IOC、東京都、日本政府、大会組織委員会の4者による作業部会は27日午後、都内で開かれ、ボート・カヌーやバレーボールの会場見直し案の選定などに向けた詰めの協議を行う。

 それを前に27日朝、「有明アリーナ」建設の代案として提示されている「横浜アリーナ」をIOC関係者が視察した。関係者によると、横浜アリーナでは競技日程などの問題が生じることから、新たに「代々木競技場」も活用するアイデアが浮上しているという。しかし、国際バレーボール連盟など競技団体側はあくまで有明アリーナの新設を求めている上、代々木競技場ではハンドボールが実施されることになっているため、新たな混乱を招く恐れもある。

 一方、27日の作業部会では開催費用が膨張するのを防ぐため、民間企業のコストカットのノウハウを導入することも検討されるという。

 会場計画はこうした議論を踏まえて、29日から行われるコーツIOC副会長、小池都知事、森組織委員会会長らによるトップ級協議で結論が出される予定。