×

水泳飛び込み 都立高授業で原則禁止の方針

2016年11月24日 18:32

 今年7月、都立高校のプールに飛び込んだ男子生徒が首の骨を折る大ケガをした事故を受け、東京都教育委員会は水泳の授業で原則、飛び込みを禁止する方針を決めた。

 都内では今年7月、都立墨田工業高校の高校3年生の男子生徒が、水泳の授業で飛び込みをした際、プールの底に頭を打ち、首の骨を折る大ケガをする事故があった。これを受けて対策を協議していた都の教育委員会は、来年4月以降、都立高校で水泳の授業の際には、原則、飛び込みを禁止し、水中からスタートすることを決めた。一方、水泳部の部活動の練習では飛び込みは禁止されず、必ず指導者の立ち会いのもとで行うことなどを定めた。

 授業で飛び込み禁止とすることについて、一部の委員からは、「危険から遠ざけることが必ずしも生徒の安全を守ることではない」として、都の水泳施設などを用いて、飛び込みの指導を行う必要性を指摘する意見もあがった。