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日光白根山と硫黄山 噴火警戒レベル運用へ

2016年11月22日 22:39

 気象庁は、日光白根山と霧島連山の硫黄山で、来月6日から火山の活動状況に応じて警戒範囲などを定めた『噴火警戒レベル』の運用を始めると発表した。

 来月6日から『噴火警戒レベル』の運用を始めるのは、気象庁が24時間態勢で観測をおこなっている活火山で栃木県と群馬県にまたがる日光白根山と宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の硫黄山。

 「噴火警戒レベル」は、火山活動の状況に応じて警戒範囲や登山者や住民の防災対応をレベル1から5までの5段階で示すもの。

 気象庁によると、日光白根山は静穏な状態が続いていて噴火の兆候は見られない一方で、硫黄山では火口周辺で温度が高い場所があるほか、時々、噴気活動が活発。

 2火山とも運用開始の来月6日まで活動に大きな変化がなければ、気象庁は「噴火警戒レベル」を最も低いレベル1と発表する予定。これにより噴火警戒レベルが運用されるのは全国で38火山になる。