台湾で異例ヒット 映画「湾生回家」日本に
台湾で、去年、ドキュメンタリーとしては異例のヒットを記録した映画「湾生回家」の日本公開が都内で始まった。
12日に公開された台湾映画「湾生回家」は、日本統治下の台湾で生まれた日本人を意味する「湾生」をテーマにしたドキュメンタリー。実際に映画に登場している「湾生」の松本洽盛さんがゲストに招かれた。松本さんは、日本では一時期、台湾について「植民地」のイメージから公に語りづらい雰囲気があったとして、公開に期待を見せた。
松本洽盛さん(79)「(映画が)台湾をもう一回見直して、日本とこれからどういう付き合いをしていったらいいのかを考えるきっかけになってくれればいいなと」
また、台湾の駐日窓口機関の謝長廷代表も駆け付けた。
謝長廷代表(70)「(アジアで)日本と台湾(の友好関係)は めずらしい例です。それを基礎、出発点として、だんだんお互いにアジアの国と関係の改善に取り組んで(いくべき)」
日本と台湾は歴史的なつながりが深く「運命共同体」だとして、国際情勢の変化に対応するため、団結すべきだと話した。