俳優の山本涼介（２１）、女優の南沢奈央（２６）らが出演する舞台「サバイバーズ・ギルト＆シェイム」が１１日、東京・紀伊國屋ホールで初日を迎え、本番前にキャストが取材に対応した。

　公演タイトルは、戦争や災害からかろうじて生き残った人が抱える、亡くなった人たちへの思い、生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさの意味。ある青年（山本）が戦争を生き延びたことにより葛藤する姿が描かれる。

　舞台初主演の山本は、初日を迎え「緊張しないと思ったけど、緊張していますし、多少不安があります。けいこでやってきたので、自信をもって頑張りたいと思います」心境を告白した。
　
　初共演の南沢の印象を聞かれた山本が「（劇中で）ハグしたりするんですけど、緊張します」と照れると、作・演出の鴻上尚史氏（５８）に「中学生か！」とツッコまれ、報道陣を笑わせた。

　また、南沢は山本の印象を「背が高い！」と即答。「身長が２０センチ違うんですけど、２０センチ高い人が理想だったので、理想の男性と隣に立って演じられるのはうれしい。安心するというか、頼りがいがあります」と話すと、隣で聞いていた山本は「余計ドキドキしますね」とさらに照れた。