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イラン大統領 合意守るようトランプ氏牽制

2016年11月10日 1:49

 イランのロウハニ大統領は9日、トランプ氏が過去に核合意を破棄すると発言したことについて、「国連の安全保障理事会で承認されたものだ」などと述べ、合意を守るようけん制した。

 欧米など6か国とイランは去年7月、イランが核開発を制限することを条件に欧米側が制裁を解除することで合意している。しかし、トランプ氏は過去に、自身が大統領に選出された場合、合意を破棄すると発言していた。

 地元メディアによるとロウハニ大統領は9日、「核合意は国連の安全保障理事会で承認されたものだ」「アメリカ政府が変えられるものではない」などと述べ、トランプ氏をけん制した。

 また、ザリフ外相も9日、「アメリカの新大統領は、義務を果たすことが重要だ」と強調。トランプ氏に対し、合意を守るよう求めた。