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西之島の上陸映像初公開 カツオドリの姿も

2016年11月8日 15:02
西之島の上陸映像初公開 カツオドリの姿も

 3年前、噴火した西之島で測量調査をしていた海上保安庁が、先月、上陸した際の映像を初めて公開した。

 これは先月、海上保安庁の職員が初めて西之島に上陸する様子。外来種を持ち込まないよう体を海水で洗ってから上陸した。噴火でできた新島は黒い溶岩で覆われたままだが、もともとあった島の部分は草が生い茂り、噴火を生き延びた鳥が生息していた。映像では、カツオドリの群れや、アオツラカツオドリが巣を作っている様子が確認できる。

 一方、日本テレビがドローンなどで撮影した映像では、火口の様子が確認できる。火口のふちは以前、火山ガスが出ていた部分で、現在は、硫黄で白くなっている。また、斜面からは水蒸気があがる様子も確認された。

 海上保安庁は収集したデータをもとに西之島の海図を作成する予定で、完成すれば日本の領海が約69平方キロメートル拡大する見込み。