南スーダン 新たに25万人超が難民に
国連は4日、アフリカ、南スーダンの首都ジュバで今年7月に戦闘が起きて以降、新たに25万人以上が難民となり、エチオピアなど近隣の国へ脱出していると発表した。
これは、UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)が明らかにしたもので、南スーダンでは先月、1日平均で約3500人が新たな難民となっていて、今年7月以降の合計は25万人以上となっている。
武装勢力による村の襲撃や女性への性的暴行などが相次いでいるためで、難民の約9割が女性や子供だという。
難民への食糧や水なども不足しており、UNHCRは、世界で最も深刻な人道危機のひとつだと指摘している。
南スーダンには日本の自衛隊部隊も展開していて、政府は新たに「駆けつけ警護」などの任務を与えることを決めており、今月15日に閣議決定する。