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豊洲再調査“盛り土なし”幹部ら8人に責任

2016年11月1日 17:48
豊洲再調査“盛り土なし”幹部ら8人に責任

 東京・豊洲市場の「盛り土」問題について、小池知事が再調査の結果について1日午後、会見を行った。会見で小池知事は盛り土をしない決定に関わった当時の幹部8人を特定したことを明らかにした。

 小池知事「地下空間を設け盛り土をしないと決定したのは設計段階であると判断するのが妥当。合計8名が実務上の決定者、または事実を知り得る立場にあった者」

 再調査の報告書によると、盛り土をしない方針が決まった時期については、建物の設計を行っていく中で2011年8月に新市場整備部で行われた部課長級の会議だったと特定したとしている。

 盛り土をしないことを決めた実務上の決定者として、当時の市場長だった中西充現副知事、当時の管理部長だった塩見清仁現オリンピック・パラリンピック準備局長、中西市場長の前の岡田至元市場長のほか、技術系の土木や建築などの担当部長など幹部を合わせて8人に責任があったとした。

 今回の事態を招いた要因としては責任感や連携の不足などをあげている。