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台湾最大野党「国民党」党首が中国訪問

2016年10月31日 14:19
台湾最大野党「国民党」党首が中国訪問

 中国と台湾の関係が冷え込む中、台湾最大野党の党首が就任後初めて中国を訪れた。11月1日、習近平国家主席と会談をする予定。

 国民党の洪秀柱主席は、野党の党首に就任後初めて中国を訪問し、党の創設者である孫文の墓を訪れた。11月1日午後には北京で、習近平主席と会談する予定で、中国側が求める「一つの中国」についても確認し合う見通し。

 台湾では、今年5月、独立志向の民進党が政権をとり、それまで中国と経済面で融和策を進めてきた国民党が野党に転落。中国側は新政権を警戒して、当局間の対話を閉ざしている。

 中国としては、中国寄りの野党党首と会談することで、台湾独自の主権を主張する新政権をけん制する狙いがあるとみられる。