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連合か共闘か…共産・志位氏、民進党に迫る

2016年10月28日 0:45

 共産党の志位委員長は、民進党の最大の支持団体で労働組合の中央組織「連合」が、共産党を含む野党共闘に否定的であることを指摘した上で、民進党に対し「連合」と「野党共闘」のどちらを選ぶのか決断を迫った。

 共産・志位和夫委員長「連合の指導部は、野党共闘について、共産党と一線を画すことを要求している。要求に従う道を選ぶのか、野党共闘に真剣に取り組む道を選ぶのか、これは民進党に問われていると思います。是非、この点で民進党が前向きな決断をしてほしいなと思います」

 一方で、志位氏は「門戸は開いている」として、野党共闘のあり方などについて自ら「連合」執行部と話し合う用意があることも強調した。

 野党共闘をめぐっては「連合」の意向にも配慮し、共産党と一定の距離を保とうとする民進党に対して、共産、自由、社民の野党3党の不満が高まっている。そのため民進、共産、自由、社民の4党は来月1日にも幹事長らが会談し、今後の連携のあり方について協議することにしている。