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搭乗手続きと人数合わず 4年半で230件

2016年10月22日 15:58
搭乗手続きと人数合わず 4年半で230件

 全日空機が搭乗手続きのミスにより定員オーバーの状態で離陸しようとした問題で、他の航空会社でも搭乗手続きをした人数と実際の乗客の数が合わないまま機体の扉を閉めたケースが、この4年半で約230件あったことが国土交通省の調べでわかった。

 この問題は先月、福岡空港で全日空機が搭乗手続きのミスにより定員オーバーの状態で離陸しようとしたもの。これを受け、国土交通省が定期便を運航する国内の航空会社を対象に調べたところ、搭乗手続きをした人数と機内の乗客数が合わないまま機体の扉を閉めたケースが、2012年度以降、約230件あったことがわかった。中には、そのまま離陸してしまったケースもあったという。

 国土交通省は、セキュリティー上問題があるとして来週、各航空会社に再発防止のため、乗客数の確認の徹底を指示する方針。