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ロシア、アレッポ空爆を前倒しで停止

2016年10月19日 1:09

 ロシアは18日、紛争が続くシリアの激戦地、北部・アレッポへの空爆の停止を、当初発表した20日から、前倒しして実施したことを明らかにした。

 シリアの激戦地・アレッポでは、ロシア軍による空爆によって多くの市民が犠牲になるなど深刻な状態が続いている。こうした中、ロシア国防省は、アレッポで20日午前8時から8時間にわたってロシア軍とアサド政権軍が攻撃を停止する予定だったが、ショイグ国防相が18日、空爆については前倒しして、18日午前10時から停止したと発表した。理由については、市民の避難や反体制派を撤退させるための準備が必要だと説明している。

 シリア情勢をめぐっては、ロシアに対する欧米の批判が強まっているが、ペスコフ大統領報道官は18日、「批判を緩和することが目的ではない」と強調している。