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三浦九段「濡れ衣」将棋ソフト使用疑惑否定

2016年10月19日 2:54

 日本将棋連盟から出場停止処分を受けたプロ棋士の三浦弘行九段が、対局中に将棋ソフトを使ったとされる疑惑について、「全くの濡れ衣」などと否定するコメントを発表した。

 三浦九段はコメントで、「これまで対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません」「全くの濡れ衣」と疑惑を否定した。対局中に10分から20分ほど席を離れていたことについては、休憩室で体を休めつつ、次の指し手を考えていたなどと説明した。

 その上で、対局前の研究では将棋ソフトを使っていたことなどから、自らの指し手がソフトと一致する割合が高くなることは不思議ではないとした。

 また、潔白を証明するため、自ら所有するパソコンや、スマホのアプリを撮影した画像を、日本将棋連盟に提出したという。

 三浦九段のコメントを受けて、日本将棋連盟は、三浦九段が対局中、長い時間、席を離れたことについて、「合理的な説明はなかった」とする見解を改めて発表している。