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山本農水相“TPP強行採決”に野党反発

2016年10月19日 13:03
山本農水相“TPP強行採決”に野党反発

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案などをめぐり山本農水相が18日夜、「強行採決するかどうかは佐藤議運委員長が決めることだ」などと強行採決の可能性に言及し、野党側が強く反発している。

 民進党・笠国対委員長代理「閣僚として極めて不適切な、本当に信じられないような発言だと。政府のおごりであり、緩みであると、その極みだというふうに思っております」

 民進党など野党側は今後、山本農水相に発言の真意を厳しく問いただしていく方針。

 一方、与党・公明党の山口代表も山本農水相の発言を批判した。

 山口代表「(TPPをめぐる審議を何のために)厳しい日程の中でやりくりをしているか。そうしたことが無になるような、あるいは損なわれるようなそうした発言は厳に慎むべきであると」

 こうした中、菅官房長官は山本農水相を口頭で注意したが、今後のTPP承認案などをめぐる国会審議の行方にも影響が出そうだ。