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“海の森”会場整備費 200億円削減可か

2016年10月18日 14:30
“海の森”会場整備費 200億円削減可か

 都の調査チームが小池知事に見直しを提案している、2020年東京オリンピック・パラリンピックのボートとカヌー会場の「海の森水上競技場」について、東京都は再度試算した結果、200億円ほどコストを削減できる可能性があると明らかにした。

 東京都の調査チームがボートとカヌーの会場について東京・臨海部の「海の森水上競技場」から宮城県「長沼ボート場」への変更を含む大幅な見直しを小池知事に提案したことを受け、東京都は「海の森」のコスト削減を再検討していた。

 その結果、追加工事のための約90億円を使わず、スタンドやグラウンドの規模を縮小することなどで、200億円近くコストカットでき、300億円前後で整備できる可能性がでてきたという。その場合、現在の都の試算で351億円かかるとされている長沼ボート場の改修よりも安く整備できることになる。

 一方、大会組織委員会関係者は日本テレビの取材に対し「現在の計画が変更された場合、IOC(=国際オリンピック委員会)が韓国・忠州市のボート場での開催も検討している」と話している。

 IOC・バッハ会長「うわさについては今はコメントしません」

 会場の見直しについてはバッハ会長は18日朝、小池知事や組織委員会と話した後で伝えたいとしてコメントを避けた。