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ロシア警備局が北の漁船に発砲 10人死傷

2016年10月16日 17:39

 日本海のロシアの排他的経済水域で15日、ロシアの国境警備局が密漁の疑いがある北朝鮮の漁船に発砲し、漁船の乗組員1人が死亡したほか、双方計9人がけがをした。

 ロシア連邦保安庁は、日本海のロシアの排他的経済水域で15日、密漁の疑いがある不審な北朝鮮の漁船が見つかり、国境警備局が検査を行ったところ、乗組員が攻撃を試みたため、発砲したと発表した。

 北朝鮮の漁船には48人が乗っていたが、ロシア側の発砲により、1人が死亡、8人がケガをし、ロシア側も職員1人がケガをしたという。

 ロシアは取り調べのため、漁船と乗組員を極東の港に連行するとともに、ウラジオストクにある北朝鮮の総領事館に通報したとしている。