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衆院 東京10区、福岡6区の補選告示

2016年10月11日 12:20
衆院 東京10区、福岡6区の補選告示

 安倍政権の政権運営や野党共闘の行方を占う衆議院・東京10区と福岡6区の補欠選挙が11日に告示された。投開票日は今月23日。

 東京10区の補欠選挙は小池都知事の失職に伴うもので、3人が立候補した。

 民進党・鈴木庸介候補「1つ1つの生活・人生・暮らし、大切にしたい。そのためには国の仕組みを変えていかなくてはいけない」

 自民党・若狭勝候補「都政の透明化、情報公開、いっそう小池知事のもとで進められると思います。この考えは、国政においてもまさしく通ずるものだと思います」

 このほか、幸福実現党の吉井利光候補は消費税を5%に戻すことなどを訴えている。

 自民党の若狭候補は都知事選で党の方針に反して小池知事を応援したため党内には擁立に反対論もあったが、自民党執行部は小池知事との連携を優先して擁立を決めた。

 一方、野党側は次の衆議院選挙での共闘も見据えて共産党が候補者を取り下げたほか、生活・社民も民進党の鈴木候補を支援する形。

 福岡6区の補欠選挙は鳩山邦夫元総務相の死去に伴うもので、これまでに幸福実現党・西原忠弘候補(61)、民進党・新井富美子候補(49)、無所属・鳩山二郎候補(37)、無所属・蔵内謙候補(35)の4人が立候補を届け出ている。

 自民党は福岡6区で候補者の一本化に失敗、自民党員の2人が無所属で出馬する分裂選挙となった。一方、野党側は共産党が候補擁立を取りやめ民進党の新井候補に一本化、農業従事者が多く保守王国といわれる福岡6区での議席獲得を目指す。