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台湾の駐日窓口機関代表 中国の対応批判

2016年10月7日 1:36

 台湾の日本との窓口機関の代表をつとめる謝長廷氏は6日、先月カナダで始まった国連機関の会議に台湾が参加できなかった問題をめぐり、中国の対応を批判した。

 台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、6日に都内で、航空機のルールなどを話し合う国連の専門機関、ICAO(=国際民間航空機関)の総会に台湾が参加できなかった問題にふれ、中国が参加させないように圧力をかけたからだとし、「政治的な理由で台湾を排除することは、台湾人だけでなく日本人や中国人などの旅客の安全を無視することにほかならない」などと述べ、中国の対応を改めて批判した。

 また、この問題について菅官房長官が「台湾が何らかの形で参加することが望ましい」と述べたことについて、非常に心強いと評価し、「日本は台湾にとって信頼できるパートナーだと改めて確信した」と述べ、日台関係のさらなる協力強化に意欲を示した。