水槽が窮屈に…人気者「モモベエ」海に帰る
石川県の水族館で飼育されていたジンベエザメが、水槽が窮屈になったため海にかえされた。
のとじま水族館の人気者として親しまれてきたジンベエザメのオス「モモベエ」。この4年で、体長が2メートル近く成長して6メートルとなり、今の水槽では体に負担がかかるようになってきたため、自然にかえすことにした。
7日午前5時半、搬出作業が始まった。ダイバーたちに誘導され、モモベエはゆっくりと移送用の容器の中へ。クレーンでゆっくりと運び出され、トラックの荷台に載せられて港へ向かった。モモベエは昼過ぎに富山湾に放され、尾を揺らしながら元気よく水中に姿を消したという。
のとじま水族館・池口新一郎副館長「ありがとうございましたという気持ち。これから広い海にいってすてきなお嫁さんを見つけて、また赤ちゃんができるのを期待しています」
これで、水族館のジンベエザメは、メスの「イオリ」1匹。今後、2匹目が近海で捕獲されるのを待つという。