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天皇陛下、タヌキの論文を発表 5年間調査

2016年10月7日 1:28
天皇陛下、タヌキの論文を発表 5年間調査

 天皇陛下は、皇居にいるタヌキが食べているものを5年にわたって調べた研究論文を発表された。

 宮内庁は、天皇陛下が、「皇居におけるタヌキの果実採食の長期変動」と題した論文を、国立科学博物館の研究員らと共に執筆されたと発表した。

 皇居には10数匹のタヌキが生息していると言われている。タヌキは決まった場所でふんをする性質があり、陛下は2009年から5年間、毎週日曜の決まった時間にお住まいの御所の近くでふんを採取し、顕微鏡で内容物を分析して、季節的な変化を調べられた。タヌキがふんをする1カ所を5年にわたって調べた研究論文は、国内外で初めてだという。

 陛下は2008年にもタヌキに関する論文を発表されている。