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政活費不正 元市議2人を富山市が告発

2016年10月6日 22:25
政活費不正 元市議2人を富山市が告発

 富山市は政務活動費を不正取得して議員辞職した元市議のうち2人を有印私文書偽造などの疑いで告発した。

 富山市が6日発表した告発の内容によると、告発されたのは自民党会派の中川勇元市議と谷口寿一元市議の2人。告発の対象は、白紙の領収書を使った印刷代の不正取得分で、中川元市議が28件494万円余り、中川元市議の不正に加担した谷口元市議は3件91万円余り。

 富山市は、市議会議長から政務活動費の不正取得に伴う収支報告書の訂正届と関係書類の提供を受け、有印私文書偽造および行使と疑われる内容を確認したとして6日、告発状を県警察本部に提出した。県警は、6日時点では受理していないという。

 富山市は不正を認めて辞職したほかの元市議10人についても、今後、対応を検討する方針。