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IMF 日本の成長予測を“上方修正”

2016年10月5日 7:31
IMF 日本の成長予測を“上方修正”

 IMF(=国際通貨基金)は4日、最新の世界経済見通しを発表した。世界全体の今年の成長見通しは3.1%と据え置く一方、日本は前回の予測より上方修正された。

 IMFは世界全体の今年の成長率を3.1%、来年は3.4%と予測していて、いずれも3か月前の前回予測を据え置いた。好調が続いてきたアメリカは、前回から0.6ポイントも下方修正され、今年は1.6%の成長にとどまると見込んでいる。大統領選挙による先行き不安などを背景とした投資の伸び悩みが要因とされている。

 一方、日本については、今年の成長率が0.5%(前回よりプラス0.2ポイント)、来年は0.6%(前回よりプラス0.5ポイント)に上方修正された。消費税率の引き上げ延期や各種の経済対策などが要因とされるが、成長率予測は引き続き先進国で最も低い水準となっている。