アメリカ大統領選挙で、副大統領候補によるテレビ討論会が日本時間の５日午前に行われる。知名度の高くない両候補がどれだけ印象を残せるかが焦点。

　民主党のケイン上院議員は、親しみやすい性格で、人間味がないと指摘されるクリントン氏の弱点を補うことが期待されている。またスペイン語に堪能で、中南米出身の有権者へのアピールを狙う。

　一方、共和党のペンス・インディアナ州知事は、党内で人気が高く、トランプ候補の誕生で分裂した党内を団結させる役割を担う。また、トランプ氏が納税記録を公開しないことに対する批判などへの対応も注目される。

　ただ両候補の知名度は十分とはいえない。討論会は今回１回きりで、どれだけ自らの印象を残せるかが焦点となる。