×

豊洲問題 内部調査にない新資料見つかる

2016年10月5日 13:35

 豊洲市場で土壌汚染対策の盛り土が一部行われていなかった問題で、都議会民進党の調査で、都の内部調査で明らかにされていなかった新たな資料が見つかった。

 資料は、2011年に建物の設計会社を選定する際に設計会社から都に提出された技術提案書で、「建築部分の盛り土不要」と書かれている。

 東京都は先週、内部調査の結果を公表し「盛り土をせず地下空間を作る決定は段階的に決まった」としていたが、この資料は報告書に盛り込まれていなかった。

 東京都は報告書に盛り込んでいなかった理由について、「設計会社との調整が必要で、都の一存で判断ができないため公開しなかった」としている。

 都議会民進党は「これは盛り土不要と書かれた最も古い資料で、内部調査は不十分だった」としていて、6日の都議会の委員会で審議される見込み。