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取手市議 車移動なのに電車賃を政活費請求

2016年10月4日 21:25

 茨城県取手市の市議会議員が、実際には車で移動したにもかかわらず、電車を利用して運賃を支払ったとして政務活動費に計上していたことが分かった。市議は全額返還し、「事務処理上の不手際だ」と説明している。

 取手市議会の発表によると、飯島悠介議員(38)は去年7月と8月の計4回にわたり、福島県内で開かれた若手市議の勉強会などに参加するための交通費として、電車を利用したとして運賃計2万1710円を昨年度の政務活動費に計上していた。しかし先月、外部からの指摘により、実際には自家用車や別の議員の車で移動していたことが分かり、飯島議員は4日、全額を返還したという。

 飯島議員は「記憶や認識が間違っていたため、事務処理上の不手際を起こした。ほかの請求内容については誤りがないことを確認した」と説明している。