タイで“ジカ熱”女性から小頭症の赤ちゃん
タイで「ジカ熱」に感染していた2人の女性から、それぞれ小頭症の赤ちゃんが生まれていたことがわかった。東南アジア地域では初めてのケースとみられる。
タイの保健省は30日、ジカ熱に感染していたタイ人女性2人が、それぞれ最近1~2か月の間に出産した2人の赤ちゃんに小頭症の症状が確認されたと発表した。
タイ国内では、今年1月からこれまでに349人のジカ熱の感染者が確認されていた。
東南アジアでは、タイ以外でもシンガポールなどでジカ熱の感染が広がっているが、ジカ熱に感染していた女性から小頭症の赤ちゃんが生まれたのは初めてとみられる。
蚊が媒介するジカウイルスが、妊婦に感染すると、胎児に小頭症を引き起こす危険性があるとされていて、保健省は妊婦に対し、蚊に刺されないよう注意を呼びかけていた。