台風１０号の豪雨災害から３０日で１か月。大きな被害を受けた岩手県では、現在も３００人を超える人たちが避難所生活を強いられている。

　台風１０号で、岩手県内では岩泉町と久慈市で２０人が死亡し、現在も３人の行方がわかっていない。また、道路や農林水産関係の被害額は２７日現在で１３９４億４３２８万円（調査進ちょく約６割）に上り、さらに拡大する見込み。特に被害が大きい岩泉町では、２９日午後６時現在、３１１人が避難所生活を強いられている。

　伊達町長は３０日朝の会見で、被災した人たちの仮設住宅について、町内で約３００戸を建設し、１１月末までに入居を完了させたいと述べた。