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荻野目洋子「六本木純情派」の思い出を語る

2016年9月29日 20:53
荻野目洋子「六本木純情派」の思い出を語る

 作詞家の売野雅勇氏(65)が29日、都内で書籍「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々」(朝日出版)の発売記念イベントを開催。歌手の荻野目洋子(47)がゲストで駆けつけた。

 郷ひろみ「2億4千万の瞳」、チェッカーズ「涙のリクエスト」、中森明菜「少女A」などのヒット曲を手がけたことで知られる売野氏が、作詞家生活35周年を記念して執筆した1冊。
 同氏は荻野目のヒット曲「六本木純情派」の作詞も手がけた。

 2人はトークショーの前に報道陣の取材に対応。「六本木純情派」の思い出を振り返った。
 同曲は荻野目の声をイメージして作ったそうで、売野氏は「曲のノリも、洋子ちゃんが歌ったらカッコいいように書いた」と、にっこり。「(曲は)六本木の遊んでいる、浮かれている感じなんだけど、遊んでいる人のノリについていけない荻野目洋子という存在の、ある種のアピールだったから、『見かけだおしで ごめんね』という(歌詞)が(聴く人の心に)効いたんです」とヒットした要因を分析した。

 当時10代だった荻野目は「最初からインパクトを感じましたね。曲を歌ってみるとノリが良くて、(ノリを)失わないように歌いたいと思っていました」と回想。
 歌詞の舞台となった六本木の印象については「遊んだことがなかったので、実際の六本木は知らなかった。でも、当時は(六本木は)悪いイメージでしたので、(曲を)聴いてその世界観に入る感じ(で歌っていました)」と話した。