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マレーシア機撃墜「親露派地域から発射」

2016年9月28日 23:23
マレーシア機撃墜「親露派地域から発射」

 2014年にウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜された事件で、合同捜査チームは28日、ミサイルが親ロシア派の支配地域から発射されたとする中間報告を発表した。

 オランダ当局は去年、マレーシア航空機がロシア製の地対空ミサイル「ブーク」で撃墜されたと結論付けたが、誰が発射したかは明らかにしていなかった。今回、中間報告を行ったのはオランダを中心とする合同捜査チームで、電話の通話記録や目撃証言からブークがロシアから持ち込まれ、ウクライナ東部の親ロシア派の支配地域から発射されたと発表した。これまでに関与した可能性のある人物約100人を特定したということで、今後、絞り込みを進める。

 一方、ロシア国防省は中間報告に先駆けて26日、当時のレーダーの記録を公開し、ロシア国内と親ロシア派の支配地域から航空機を撃墜したとされるミサイルが発射された痕跡はないと、関与を改めて否定している。