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クリントン氏優位の評価でダウ133ドル高

2016年9月28日 7:15
クリントン氏優位の評価でダウ133ドル高

 27日の米・ニューヨーク株式市場は、アメリカ大統領選のテレビ討論会で民主党のヒラリー・クリントン候補が優位だったとの見方から市場に安心感が広がり、133ドルあまり値を上げて取引を終えた。

 27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比133ドル47セント高の1万8228ドル30セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も48.22ポイント上げて5305.71となった。

 この日は前の日のアメリカ大統領選の第1回テレビ討論会の結果が市場に影響を与えた。大手メディアの多くが民主党のヒラリー・クリントン候補が優位だったと評価したことから市場に安心感が広がり、幅広い銘柄で買い注文が入り、ダウ平均は133ドルあまり値を上げた。さらに、この日発表された9月の消費者信頼感指数が市場予想を大きく上回ったことも好感した。

 市場関係者は「トランプ氏の支持率が高まれば市場に不透明感が広がり株価が下がるという、トランプリスクを見極めての取引が続くことになるだろう」と話している。