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蓮舫代表が就任後初質問 女性政策など追及

2016年9月28日 13:42
蓮舫代表が就任後初質問 女性政策など追及

 28日、安倍首相の所信表明演説に対する代表質問は2日目を迎え、民進党の蓮舫代表が就任後、初めて質問に立ち、女性政策などを巡り安倍首相を追及した。

 蓮舫代表は、所信表明演説の中に女性の活躍について「一言も触れていない」と指摘した上で「スローガンとしての利用価値がなくなったのか」などとただした。

 蓮舫代表「性別や出自で制限されることのない国を創ることは私の願いでもあり、民進党の願いでもあります。安倍総理が『輝く女性』と口にされた時、正直素晴らしいと思いました。わずか1年でこの言葉は消えてなくなりました。もう女性活躍は実現したから言及しなかったのか、それともスローガンとしての利用価値がなくなったと判断されたから言及しなかったのか」

 安倍首相「演説をよく読んでいただければお分かりいただけると思いますが、女性が活躍できる社会づくりは安倍内閣の最大のチャレンジであり、1億総活躍を目指す上で中核となる課題です。具体的な政策なくして、そのスローガンを現実のものとすることはできません」

 一方、蓮舫代表は「スローガンだけは循環しているが経済はまったく好循環していない」と追及した。これに対して安倍首相は「経済の好循環は着実にまわり始めている」と主張した。

 また、蓮舫代表は「人への投資を重点的に強化することこそが経済再生につながる王道だ」と訴えた。安倍首相は「政府が所得再分配を繰り返しても、持続的な経済成長について富を生み出せなければ、個人の所得は減っていく」と述べた。