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究極進化!?こだわりの“新・焼きそば”

2016年9月22日 14:30
究極進化!?こだわりの“新・焼きそば”

 季節は“食欲の秋”。そこで、いま盛り上がっているB級グルメ“焼きそば”に注目しました。お祭りの屋台でもおなじみのメニューですが、実は、今年に入って専門店が続々出店するなど独自の進化を遂げていました。“こだわり”の新・焼きそばをリサーチしました!


■こだわり麺の理由は

 ナポリタンのような焼きそばに、イカスミ焼きそば…そんな焼きそばを食べられるのが焼きそば専門店の“まるしょう”。今年2月に開店したばかりですが、店内はかなりにぎわっています。

 店主の関口さんによると、焼きそばに使う麺にこだわりがあるとのこと。なんと、こちらの焼きそばは自家製麺なんです。少し茶色になっているのは全粒粉を使っている証拠。味が濃厚で焼きそばの濃いソースにも負けない風味が特徴です。

 ソースの味に合わせて太麺や細麺を選べるのも特徴。味の濃いものは太麺を鉄板で。あっさり味は細麺で風味が飛ばぬようお皿でと、出し方を変えるこだわりようです。関口さんはこう話します。

 「お客様が毎日来ていただいてもいろいろ変えられるように」


■素材厳選――全てにこだわる

 今年、都内では焼きそば専門店が続々開店しています。その中の1つ“バル チェローナ”へやってきました。店内は10席ほどの広さで、お客さんの6割が女性です。そんな女性に人気の高い焼きそばが、牛すじと九条ネギの焼きそば。プロの料理人が無添加の食材にこだわり、作ったと評判です。

 生麺を使用し、食感を楽しめるように最初からかき混ぜず、じっくり焼いて焼き目をつけています。ソースは3種類の手作りソースをブレンド。中でも味をきりっとさせるのはしょうゆベースのソースです。

 しょうゆベースのタレに、リンゴに玉ねぎ・しょうがなどの野菜と昆布やシイタケ、カツオなど、だしの出るものを一緒に煮込みます。キャベツは、あえて産地を定めずその時期、状態の良いものを全国に発注。調理スタッフの藤田さんも「これは全てにこだわりをおいて作り上げております」と言い切っていました。

 こだわり抜かれた焼きそばを通して、新たな“焼きそばの世界”が見えました。