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鹿児島、宮崎で記録的大雨“1か月の半分”

2016年9月20日 6:12
鹿児島、宮崎で記録的大雨“1か月の半分”

 台風16号の影響で、宮崎空港で20日午前3時20分までの1時間に110ミリの猛烈な雨を観測するなど、宮崎県や鹿児島県では記録的な大雨になっている。

 気象庁の観測によると、台風16号は鹿児島県の大隅半島に上陸し、20日午前4時には宮崎市の東南東約40キロの海上を東北東へ進んでいるとみられる。

 鹿児島県や宮崎県では非常に活発な雨雲がかかり、記録的な大雨になっている。宮崎県内では宮崎空港で20日午前3時20分までの1時間に110ミリの猛烈な雨を観測した他、延岡市でも20日午前0時50分までの3時間で平年の9月1か月の降水量の半分の雨が降った。

 国土交通省によると、宮崎県内を流れる河川は水位が上昇し氾濫の恐れがある「氾濫危険水位」を20か所近くで超えていて、避難指示や避難勧告が出されているところがある。

 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重な警戒を呼びかけている。