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豊洲市場“地下の水”から「微量のヒ素」

2016年9月17日 9:11
豊洲市場“地下の水”から「微量のヒ素」

 共産党都議団が16日夜に会見を行い、豊洲市場・青果棟の地下空間にたまっていた水を独自に調査した結果、微量のヒ素が検出されたと発表した。たまっていた水は、地下水とみられるとしている。

 共産党都議団・尾崎あや子議員「ベンゼン、シアン、六価クロムは、明確な数値は出ませんでしたが、猛毒のヒ素は環境基準の4割に及ぶ値で検出されました。ヒ素は雨水に含まれなく、たまり水が地下水由来であることを示すもの」

 共産党都議団は、14日に青果棟の地下で採取した水の水質調査をした結果、環境基準以下の微量のヒ素が検出されたと発表した。

 都が今年5月に行った地下水の水質調査でも微量のヒ素が検出されていて、共産党都議団は専門家の意見として「ヒ素は雨水には含まれないため、地下にたまっている水は地下水である」として、全面的な調査が必要としている。

 一方、東京都は雨水がたまったとみていて、関係者によると、都が13日と14日に採取した水を調査した結果、環境基準を超えるベンゼンは検出されなかったという。