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虐待死の子ども6割以上が0歳児 厚労省

2016年9月17日 0:08
虐待死の子ども6割以上が0歳児 厚労省

 2014年度に虐待で死亡した子どものうち6割以上が0歳児で、これまでで最も高い割合だったことが厚生労働省の調査で分かった。

 2014年度に虐待が原因で死亡した子どもの数は44人で、このうち0歳児は全体の6割以上の27人となり、調査開始以来、最も高い割合となった。

 虐待の背景に「望まない妊娠」があったとみられる例が半数以上を占めた。

 東京・西東京市で、中学2年の男子生徒が父親から「24時間以内に死ね」などと言われ自殺した事件を、心理的な虐待で死亡したとして初めて認定した。

 厚労省は、「望まない妊娠」の悩みを聞く民間の相談窓口を増やす必要があるとしている。