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日米防衛相 日米安保条約の適用範囲を確認

2016年9月16日 12:48
日米防衛相 日米安保条約の適用範囲を確認

 アメリカを訪問している稲田防衛相は15日、カーター国防長官と会談した。中国公船による領海侵入が相次ぐ尖閣諸島周辺が、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを改めて確認した。

 45分間にわたる初の会談で、稲田防衛相が中国による領海侵入を断固受け入れられないとの姿勢を説明したのに対し、カーター長官も懸念を示した。カーター長官は尖閣諸島が日米安保条約第5条の適用範囲であることを改めて明確にしたという。

 稲田防衛相「かつてないほど日米同盟の強化ということ、非常に強い絆があるということも確認をすることができました」

 一方、北朝鮮による核実験やミサイル発射などの挑発行動を「断固非難する」ことで一致し、日米を含む多国間の枠組みで連携を強めることを確認したという。