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豊洲新市場「盛り土」都側から提案していた

2016年9月16日 11:57
豊洲新市場「盛り土」都側から提案していた

 築地市場の移転先の豊洲市場で、土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、「盛り土」は当初、東京都が自ら提案したものだったことがわかった。

 土壌汚染対策を検討した専門家会議の議事録によると、2007年5月の第1回会議で都の技術担当者から「盛り土をする計画」が提案されていたことがわかった。また都側はその際、「地下の利用はほとんど考えていない」とも説明していて、専門家会議はその後、敷地の全てで盛り土を行うことを提言している。都は自ら「盛り土」を提案したにもかかわらず、結局「盛り土」は行わず地下空間のある設計を採用していたことになる。

 一方、2008年5月に当時の石原慎太郎元知事が会見で「地下にコンクリートブロックを置く案を検討するよう事務方に提案した」と話していたことについて、当時の市場長が取材に応じ「提案はあったが、知事には採用しないと伝えた」と話した。

 比留間元市場長「そういう(地下空間利用の)話はありました。(石原元)知事の方から。最終的に検討して(石原元)知事に『採用できませんでした』と報告してますけど、(石原元)知事はそれについて全くこだわっていなかった『ああそうか』と」

 一方、石原元知事は15日夜、日本テレビの取材に対し、知事在任中に「都の事務方から地下空間のある設計に変わったと報告を受けていた」と明らかにした。

 石原元知事「設計事務所が変わったことで盛り土から、ああいうの(地下空間がある設計)に変わったと聞いた。下(当時の市場長)から(報告が)上がってきて『そうなりました』と聞いただけで、私が決定したわけではない」

 石原元知事はこの報告を受けた時期について「覚えてない」としている。