×

保育所で11人目のはしか感染 尼崎市

2016年9月9日 20:03
保育所で11人目のはしか感染 尼崎市

 兵庫県尼崎市の保育所で発覚したはしかの集団感染で、新たな感染者が確認され、合計11人に増えたことがわかった。

 尼崎市では、今月2日に市立保育所に通う5歳の男の子がはしかと診断され、男の子の母親や他の園児、職員などにも感染が拡大している。新たに感染が判明したのは、同じ保育所に通う4歳の園児。市内に住む別の4歳の女の子と65歳の女性で、尼崎市が把握しているはしかの感染者数は合計11人に上った。園児は予防接種を受けていた。

 拡大状況を整理すると、尼崎市に加え、関西空港を中心とした感染者なども合わせると57人を数える。関空職員が実家の尼崎市に帰省したことは確認されているが、因果関係は不明。

 尼崎市では他にも7人に感染の疑いがあり、市では感染ルートの特定を急いでいる。